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  味噌屋・佐々重が、おいしい味噌汁の作り方を、ご説明します。

『なーんだこんな事知っているよ!』って方も、是非一度試して下さい。
特に7、8、9のコツをのみこんで頂くと毎日の味噌汁の味が、さらに美味しくなります。

よく、味噌汁はお袋の味と言いますが同じ材料で作っても何故か同じ味にならない物。
それが味噌汁のようです。
今回は、もっともシンプルな豆腐とねぎ、わかめの味噌汁を、1人前で美味しく作って
みましょう。
 
豆腐と長ネギ、わかめの味噌汁

1、材料を用意します。




【材料(一人前)】
煮干・・・・5~6ヶ   長ネギ・・・・8g
豆腐・・・・26g     わかめ(塩抜き済みのもの)・・・・4g
水・・・・・・240ml
仙台味噌・・・・・・12g
(佐々重では【本場仙台味噌】がオススメです)
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2、だし用の煮干を準備します
 だし用の煮干の頭と内臓をきれいに取り除きます。
3、煮干でだしをとります
 鍋に水240mlを入れ、火をつけたら頭と内臓を取り除いた
煮干を入れます。
沸騰したら、中火で2~3分煮て、煮干を取り出します。
4、長ネギを入れます
 次に長ネギを加え約30秒ほどで鍋底から泡が出てきます。
泡が出てきたら次へ。
5、豆腐を加えます
 豆腐を加えます。約50秒ほどで鍋底から泡が出てきます。
泡が出てきたら次へ。
6、わかめを入れます
 次にわかめを入れたら、火を止めます。
7、おたまに味噌を入れます
 おたまに味噌を入れ、そのおたまの中に煮汁を少量
入れます。
ここで煮汁の量が多すぎると味噌がうまく溶けませんので
煮汁の量に注意してください。
8、味噌を溶きます
 味噌をおたまの中でよく溶きます。
ここがおいしい味噌汁を作る上で重要です。
9、ぷくっが大事です
 8のおたまで溶かした味噌を鍋に一気に入れ均等に
なった所で火を点けます。ただし弱火で。
そのうちに汁が『ぷくっ』ときますので、『ぷくっ』ときたら
火を止め
お椀によそいます。
10、出来上がり!
 ハイ、これで出来上がりです。
一杯分の味噌汁でも、おいしく作れますので
是非お試し下さい。
 
  ワンポイントアドバイス!!

  ●最初、水は240ml鍋に入れましたが、出来上がった味噌汁の汁量は約150mlになります。
(鍋の大きさ火の強さ、具の量等で異なります)
味噌の量も、その量に合わせて入れております。
(150ml中:塩分濃度1% つまり食塩量は1.5gです)

  ●赤色で説明しているところが「美味しい味噌汁を作る為のポイント」です。
ちょっとした一工夫で、味噌汁の味が本当に変わりますので、是非お試し下さい。

味噌汁に入れる、味噌種類別の味噌量は、下記の表を参考にして下さい。

味噌汁の量に対し、水の量は下記の表を参考にして下さい。
(調理方法によって多少調整して下さい)



 
 避けて頂きたい事
1:味噌を鍋に入れる時、火をつけっぱなしにしておく事。
必ず、火は止めてください。

2:味噌の固まりを鍋に直接入れ、おたまで叩くように溶かす事。
3:味噌汁の暖め直し。(豚汁は除く)
4:時間の経った味噌汁を飲むこと。(衛生の見地から)

  ※☆1、2の理由。
味噌汁の中に熱の入りすぎた味噌と、生味噌が共存してしまいます。
(お椀の底に、味噌の固まりが残っている事がありませんか?)
  ※☆3の理由。
上記同様、味噌に熱が入り過ぎ、こげ臭が出てくると共に、味噌の香りがが飛んで
しまいます。
  ※☆4の理由。
味噌汁になりますと、塩分が1%以下になってしまい、保存性が著しく
低下しまいます。
 
味噌種類別の味噌の量 
(参考まで白味噌、信州系味噌の値も載せておりますが、取扱いはございません)
味噌の塩分率と
お味噌汁一杯当たりの
使用味噌量
京白系味噌
信州系味噌
5.0% 12.0% 12.5% 12.0% 12.9% 13.0% 13.2%
味噌100g中食塩量 5.0g 12.0g 12.5g 12.0g 12.9g 13.0g 13.2g
お椀一杯当りの味噌量
(条件:汁量=150ml
味噌汁の塩分濃度1%)
30.0g 12.5g 12.0g 12.5g 11.6g 11.5g 11.4g
1Kgの味噌当りのお椀数 33 80 83 80 86 87 88
 

 ●最初に鍋に入れる水の量
・1人前 240mlの水で  お椀1杯の味噌汁が出来ます(汁量約150ml)
・2人前 460mlの水で  お椀2杯の味噌汁が出来ます(汁量約300ml)
・3人前 660mlの水で  お椀3杯の味噌汁が出来ます(汁量約450ml)
・4人前 840mlの水で  お椀4杯の味噌汁が出来ます(汁量約600ml)

※最初に鍋に入れる水の量は、鍋の大きさ、時間、火の強さ、具の量等で
異なりますので、大体の目安として下さい。
 

他にも、色々な味噌汁、味噌を使った料理やお菓子のレシピをご紹介しております。

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